#

住宅・リフォーム・不動産業界特化のスカウト・ヘッドハンティングならアクセス人材紹介株式会社

住宅・リフォーム・不動産業界特化のスカウト・ヘッドハンティングなら

住宅・リフォーム・不動産業界特化のスカウト・ヘッドハンティングならアクセス人材紹介株式会社

BLOGブログ

  1. トップ
  2. ブログ
  3. 【第二話】年間5棟の工務店を、300棟の会社にしたい。~15年前、一人の社長との出会いようやく見つけた右腕候補

【第二話】年間5棟の工務店を、300棟の会社にしたい。~15年前、一人の社長との出会いようやく見つけた右腕候補

2026年07月20日 ブログ


第一話を書いてから、多くの方に、

「その右腕候補は見つかったのですか?」

と聞かれました。

結論から申し上げると、見つかりました。

しかし、決して簡単な採用活動ではありませんでした。

私はその県だけではなく、近隣の県まで何度も足を運び、多くの住宅営業の方々とお会いしました。

「この人なら。」

そう思える方は何人もいました。

ですが、そのほとんどが転職を考えていませんでした。

年収も悪くない。

会社にも大きな不満はない。

家族もいる。

当然のことです。

本当に優秀な人材ほど、今いる会社でも大切にされています。

だから、人材紹介という仕事は、求人票を見せて終わる仕事ではありません。

その方がどんな人生を歩みたいのか。

何に悩み、何を目指しているのか。

その一つひとつに耳を傾け、一緒に将来を考える仕事だと思っています。

そんな中、一人の30代の住宅営業の方と出会いました。

初めてお会いした瞬間から、どこか惹かれるものがありました。

営業成績も申し分ない。

人柄も穏やかで、お客様からも会社からも信頼されている。

「この方なら、あの社長の右腕になれるかもしれない。」

そう感じたことを今でも覚えています。

待ち合わせ場所は、駅前のカフェでした。

彼はブラックコーヒーを一口飲みながら、穏やかな表情で話し始めました。

「本当に今の仕事が楽しいんです。」

住宅営業という仕事が好きで、お客様との打ち合わせも毎日楽しい。

会社の仲間にも恵まれている。

そして、自信を持ってこう話してくれました。

「この調子でいけば、あと数年で自分も内部昇格できると思っています。」

「役員になれる可能性もあると思うんです。」

その言葉に嘘はありませんでした。

今の会社が好き。

仕事も楽しい。

その気持ちは私にも十分伝わってきました。

詳しくお話を伺うと、直属の上司は社歴25年を超える営業役員。

会社のことを知り尽くした、まさに会社の中心人物です。

彼は「会社には満足しています」と何度も話してくれました。

ただ、人材紹介を20年以上続けてきた私には、その言葉が少し違って聞こえました。

私には、「満足しています」というよりも、

「どうしたら、この会社でもっと上へ行けるのでしょうか。」

「自分には、まだ可能性があるのでしょうか。」

そんな助言を私に求めているように感じたのです。

もちろん、その場で転職を勧めることはしませんでした。

むしろ私は、

「まずは今の会社でできることを一緒に考えましょう。」

そうお伝えしました。

そして話を聞きながら、私は心のどこかで考えていました。

本当に、あと数年で彼は役員になれるのだろうか。

直属の上司は社歴25年以上。

会社から絶大な信頼を得ている営業役員。

その方の存在を考えると、彼が思い描いている未来は、決して簡単な道ではないようにも感じていました。

もちろん、それは私の予想に過ぎません。

人の夢や希望を否定することは、私の仕事ではありませんから。

そんなことを考えながら、私は目の前のカフェラテに手を伸ばしました。

ところが、一口飲もうとすると、もう空っぽでした。

思わず二人で笑ってしまい、

「もう一杯買ってきますね。」

と言って席を立ちました。

レジへ向かう途中、振り返って彼に聞きました。

「何か飲みますか?」

すると彼は少し照れながら、

「じゃあ……私も二杯目はカフェラテで。」

と笑顔で答えました。

さっきまでブラックコーヒーを飲んでいた彼が、二杯目はカフェラテ。

そんな何気ないやり取りでしたが、不思議と二人の距離が少し縮まったような気がしました。

カフェラテを二つ受け取り、ふとレジ横を見ると、小さなマカロンが並んでいました。

私は何気なく、そのマカロンも一緒に買いました。

席へ戻り、

「これ、ご家族へのお土産にどうぞ。」

と手渡すと、彼は少し驚いた表情を浮かべたあと、照れくさそうに笑いました。

「ありがとうございます。」

「子どもが喜びます。」

その笑顔が、とても印象に残っています。

私は改めて思いました。

この方は、今すぐ転職する人ではない。

仕事にも会社にも満足している。

だから今日は、転職の話ではなく、一人の社会人として、一人の父親として、将来について語り合えれば、それで十分だったのです。

しかし、この時の私は、まだ知りませんでした。

数年後、彼から一本の電話がかかってくることを。

そして、その電話が、年間5棟の工務店の未来を大きく動かすことになるとは、想像もしていませんでした。

第三話へ続きます。
いいね

ACCESSアクセス

〒540-0012
大阪市中央区谷町1-7-4 MF天満橋ビル3階TEL:06-6809-2746 / FAX:06-6809-2747
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3-5-16 渋谷3丁目スクエアビル2FTEL:03-4520-8271 / FAX:03-6893-6844